潰れるお店の法則(15)おすすめが全部のお店

ロンベルク

2009年07月28日 22:56

よくお店に入ると意外に聞くセリフ・・・

客「親父さんお店のおすすめって何ですか?」

店主「はい全部おいしいです」


これがお客さんが「そうですか、じゃ全部」っていうならいいかもしれないけど結構しらける・・・

じゃぁ何食えばいいのさって


ちなみにこのおすすめって言う言葉がお客さんと店主側のニュアンスが違うから起こるわけです

お店側の主張としては

「どの料理にも自信があります、私は全てがおすすめメニューなんです」と・・・

でもお客側としては

「今の自分の状況で今の私にならこの料理を食べてもらいたいって一品をチョイスして欲しい」という事に近いだろうか


バーのバーテンダーさんやソムリエがこの料理や状況にあった飲み物を提供するような感じ

どれもこれもおいしくて当たり前、そのなかでチョイスして欲しいわけ

なので全部とか言われると

「俺のことは見てくれていないんですね・・・」と寂しくなるわけ


本当は

「今日は暑かったのでさっぱりした料理でこういった物が今人気なんですよ」とか

「うちの人気ナンバーワンの料理はこのパスタです」とか

そういった常連でもないと分からない事を知りたいわけです(この辺はポップでカバーできますけどね)


なのでお客さんにおすすめはと聞かれたらキチンとアドバイスをしてあげると変な思いをさせなくてすむという事です・・・



まとめ


お店のお勧めはキチンと教えてあげよう



おすすめ全部は基本的に職人系か、とにかく売り上げたいが為にお客さんを観察する余裕がないお店

いいもの作れば売れる・・・それはそうだけどお客さんから言えば当たり前の事

どれでもいいから食べては、どれもそれも食べても変わらないと言っているのと一緒です

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