木下大サーカス・・・的発想

ロンベルク

2015年01月19日 21:11

先日家族で福岡に来ているという木下大サーカス見に行きました 

最初は行くつもりはなかったんですが 家庭の事情で運転手役で・・・

二年前でしょうか 中華系のサーカスを見に行きとてつもない完成度の低さに金返せと言わんばかりの感じを思い出したので

その前見たのがシルクドソレイユだから仕方ないのではあるけれど


まぁとはいえ 木下大サーカスはるか昔親父に連れて行ってもらったことがあります(ボリショイだったかも)

そのあたりを懐かしむ感じで行くことにしたわけです


でも見るからにはなにか得るものはないかと観察しながらなのでいろいろ見まくりました 

結構エンターテイメントとしては完成されているので経営者となった今なら異業種からの気づきがあるのではと・・・

うむ 山ほどありました 

あんまり話すとネタバレになるのでオブラートに言いますわ


① 密封された二層の空間 

入り口からテントまでの第一層には食べ物や写真、おもちゃ、トイレなどの売店空間 

テント内のイベント空間からできてるのですが(厳密には主催側のみの空間もありますけど)

高い幕に覆われているので完全に外界とのコンタクトを遮ります つまり世界観を作ることが出来ます 

小物や制服、におい・・・ この時点で期待値は上がります  この辺りはディズニーランドの戦略と同じ気がしました

② 飽きさせない進行とトラブルを感動に変える能力の高さ 

エンターテイメントで覚めてしまうのは「間の悪さ」と「完成度の低さ」です たしかに人間なので失敗はします 無いほうがいいのですが

やってしまいます ですが ピンチはチャンスなんでしょうか なぜか応援したくなる雰囲気を作るのがうまい もしかしてさっきの失敗はわざとなんじゃ・・・って思わせる感じ 

あとピエロ 彼らは時間の合間にちょいちょい出てきます 暗転の時にスポットライトで注目させる その間に次の準備 待ち時間を飽きさせない動きはすごいなって思いました 

そしてスポットが消えると違うステージに早変わり でも実際は10分とかかかってる時もあるのです なんというか1分一秒の大切さを理解している感じに思えました 

③無駄のない空間に無駄のない人員に無駄のない仕事

役割分担が本当にしっかりしてます 演目の間 あらゆる人が持ち場に目を光らせているのが分かります  一人一人が仕事を遂行しているのが伝わってきました 

僕は観察しながら見てたので気が付いたのですが 普通の観覧者は気が付かないでしょうね 彼らのおかげで スムーズにイライラせずに見れるというもの 本当に裏方のパワーを見せつけられました 


まぁまだいろいろあるんですが そういう感じの視点で見るのも悪くはないと思います 

あと金額は入場する時「ちょっと高いんじゃないかなぁ・・・」と思ってましたけど 十分納得の金額でした 

お金に余裕あるのならセンターのど真ん中最前列で見てください 運が良ければ サプライズあるかもです 

あ、  今気が付いた 中国系のサーカスはそのあたりが足らなかったのかなぁ 大まかはマネできても人を喜ばせるところが足りなかったのかもね


まとめ 

お客様を楽しませるために 一秒でもつまらない時間を過ごさせないような努力をみんなで協力してやってみる 



こうなったらオーボ見に行こうかなぁ  ロンベルクでした 

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