2009年04月28日

戦争映画に見る戦略  (社員切り捨て編)

戦争映画で敵と戦う際に負傷した仲間をどうするか・・・

このあたりの描写はよく映画に出てきます

戦争でも特殊部隊などは仲間を見捨てていきます

時には銃で味方を撃ったりする描写もあります

厳密に言いますと大きな目的を遂げるために足手まといがいるとそれが達成できなくなる

ようするに共倒れになってしまう・・・

戦争でもゲリラ戦などアンダーグラウンドな映画に多いですね

また自ら置いていけというのもこれに入ります


逆に負傷した仲間を連れていく場合・・・

これはほとんどの戦争映画(エイリアン等のモンスター系も含む)に出てきます

見捨てていけない・・・一緒に逃げよう、死ぬときは一緒だ・・・


さてこれを実社会において考えると・・・

最初のやつは大手っぽくないですか?

二番目は中小、零細企業


大義名分の違いでしょうか?


これは致し方ないところかもしれません


社員というのは私自身も「家族」という認識です

社員にも家族がいてそれぞれ生活があるわけです

なので自分が食べられなくてもやはりまず社員をなんとかせねばならない・・・

ほとんどがこういう感じではないでしょうか

だからこそ必死です


逆に大手は家族という概念(あるにはあるでしょうけど)は少なくどっちかというともっと広い視野・・・グローバル?

なので大きな目的のためやむを得ない・・・

そんな感じのイメージにとらえられがちです・・・

派遣を切るのも存続が第一であるから・・・かな


なので派遣という戦争でいえば傭兵的な物が受け入れられるのかもしれません

なので僕思うに大手に家族的な事を期待するのはダメっぽい気がします

何度も言いますがすべてというわけではないですが・・・


中小零細企業ならやはり家族的なお付き合い・・・それを目指すのが一番今後繁盛しそうです

社長は社員のため、社員は会社のため、お互いに助け合う・・・

理想的な感じがします


ですが最近は零細企業でも家族的なお付き合いをするところは少なくなってきている感じがします・・・

こういうことって昔は当たり前だったような気がしますけど・・・

そんな感じしません?


まとめ

売上を上げるならば当たり前の事を当り前にやる・・・話はそれから



自分の利益だけを考える考え方ではきれいごとかもしれませんが繁盛しません

今週号の漫画「マネーの拳」はいいこと書いてます・・・



追記


零細企業って例えるなら家族とエイリアンと戦って勝つ・・・そういう映画です

何かポルターガイストが一番しっくりくるでしょうか・・・

襲われた時って家族を守るため全身全霊で追い払うだろうし

みんなで今あるもので頭を使って危機を脱却するイメージです

一人で戦っているとやっぱりイライラします

家族の助けは思い切り必要ですし、当然社員のアイデアなんかもじっくり検討するべきです

「私たちの会社」の意識

会社は社長の物ではありません(と私は思う)

是非みんなで力を合わせて戦っていって欲しいものです・・・

家族で戦うんだから見捨てないでしょ

苦しいのが分かっているから我慢してくれるでしょう

やっぱり会社としての、社長としてのビジョンとか、生き方に惚れるからこそついて来れるものだと思います

家族は少なくとも味方です


こういう時こそ一致団結です・・・

家族に感謝・・・


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この記事へのコメント
はじめまして、栢野さんのブログから来ました。

記事を拝見しまして、実際の戦争のエピソードと似てましたので、ご連絡しました。

ノモンハン事件で、ゼロ戦に乗ってソ連軍と
戦っていた、祖父の弟(青柳豊)は、

不時着した仲間を救出しようと着陸したが、敵戦車の砲撃を受けて腰を負傷し。。。

とあります。私は個人的に、どんなスゴイ撃墜数よりも、この事に誇りを感じています。

(参考リンク)
http://www.geocities.jp/aobamil/A-I.html

(参考著書)
ホロンバイルの荒鷲―ノモンハン千四百機撃墜記 (1941年)  入江 徳郎 (著)


私も中小のベンチャー企業を渡り歩いてますが、思い返してみると、家族のような雰囲気があった会社は、うまくいってる会社が
多かったように思います。

一例として、上司が部下に対して、何か指摘する場合でも

“会社(管理の立場)として”言うのでなく

“家族として、言う”みたいな事ができてる上司や上役がいる会社は、

厳しくとも雰囲気の良い、伸びてる会社でした。
Posted by アオヤギ(相模大野) at 2009年05月26日 13:35
僕は会社の根本を昭和の初期くらいに戻したいなぁってちょっと思っています
今すんごいドライですよね
僕の小さい頃とかは親父の会社で潮干狩りやキャンプなんてよく行ってました
二三人じゃないですよ
30,40人ですから
そういう付き合い方、社員だけでなく下請け業者とも関係を深めたらいいなぁと思ってます
Posted by ロンベルク at 2009年05月26日 21:24
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